華道連盟は、中丹地方の文化の振興の一翼を担って、先哲の胆入りで、昭和21年7月幾多の曲折を経て結成された。
現在連盟に加盟しているのは、池坊、未生流、嵯峨御流、表現派、小原流の五流派である。以来各流派共に、適宣に研究講習会。時には講師を招いて、伝統の生花、新しい形態の花、自由花と時代の変遷につれ、変化して来た生活の様式に合った新しい感覚の構成、生け方の研究に精進している。
毎年秋の文化祭協賛には、五流合同の華道展を開催しそれぞれの日頃研賛の流派の花を一同に披露し、又一般の方々にも鑑賞してもらっている。2月の文協フェスティバルにもそれぞれ若い人々の花の発表の場として五流派参加で精進を続けている。各流派、老若を問わず斯道の精進に尽力をしている。老若会員の増加を願い、又その発展を希っている。
生花は、特定の教師、又門弟だけのものではない。又特別な環境に飾られる物でもない心に美しいなと感じた時、1瓶に押して生命のある花を賞翫して、心から楽しむものと思う。
住居は勿論オフィスにも、ホールにも飾る事が出来る。只その花と向き合った時に美しく、楽しい雰囲気を造り、花の生命が輝いているような気持と融合した心で挿けるべきだと思う。
時の移り変わりと共に住居の形態も新しくなった。床の間だけに花を飾るのではなく、矢張り時代に合った技術なり気持、構想、精神が大切と思う。今はガーデニングの大流行で町内、戸外到る所花弁の列が出来て目の覚める想いをするが、せめて屋内にも一瓶の花を挿して内と外で憩いの場が得られる事を切望する。老若男女を問わず、挿花する人が一人でも多くなる事を希っている。
■ 年間の主な行事
- 合同、福知山文化祭協賛五流合同華展
- 合同、文協フェスティバル合同華展