昭和33年、早川亮を中心にして発足。同年1月歌誌「丹波歌人」を創刊して平成19年で50周年、隔月間で平成19年1月号が通刊291号となる。
前身「あらくさ」(昭和24年5月創刊)が29年5月号で休刊になったことを受けて、短歌を求める人達は「福知山歌話会」を結成(昭和30年)して活動を継続。地元歌壇は年を追って徐々に会員も増え、中身も充実の方向を辿ることになる。
皆さんのそんな熱い思いが、やがて「丹波歌人」へと結集していったのであるが、その仲間を中心的に支えた、今は亡き菅原房乃、掃部千歌、早川亮、上垣松之助、渋谷計二らの血のにじむような活動は、燻し銀のような光を今も放ち続けている。
6人の運営委員(児玉輝之・山本明忠・小田泉・西躰みつこ・大槻清子・蘆田かおり)で仕事を分担して推進している。300余名の会員の生活圏が広域にわたっているので、15の支部を設けており、それぞれの支部の取り組みは活発である。
他の短歌誌に見られない特徴は、作品を発表した全会員の作品短評を掲載している事である。批評には特に心を込めており、毎号50ページ近い「丹波歌人」は、中央歌壇においても、質・量ともに優れた主要歌誌としてしっかり認知されている事を誇りたい。毎号、巻頭に早川亮の作品鑑賞文を掲げ、会員による「前号の作品から」や時には「特別寄稿」を掲載している。
私たちは、年と共に作歌意欲を募らせ、生涯を通じて不朽の名作と言われる一首を作りたいと精進を続けている。その事を通して、当地の積極的な文化活動の一翼を担い、地域文化の一層の向上と発展に尽くす事が出来れば嬉しいと考えている。
■ 年間の主な行事
- 歌誌「丹波歌人」の隔月(奇数月)発行
- 秋の短歌大会(10月) 丹波歌人賞、早川賞の授与
- 「文学のしるべ」参加
- 文協フェスティバルへの参加
● 秋の短歌大会(福知山市文化祭)
日 時:平成26年10月17日(金)
場 所:市民交流プラザ
● 短歌初心者講座(平成26年度市民文化教室)
日 時:平成26年@10月1日、A8日、B22日
(各日とも水曜日) 計3回開催 PM1:00〜3:00
場 所:市民交流プラザ 3F
定 員:12人
内 容:基礎から作品作り、最近発表作の鑑賞まで。